IR担当者の皆さんは5月の黄金週間も関係なく、通常通りお仕事だと思います。 一息、こちらの動画をぜひご参照いただければと思います。
日本半導体産業、復活のシナリオとは!?【セカイ経済】(2022年4月27日)出所:テレ東BIZ
この動画では半導体の専門家湯之上隆氏が業界の経緯と背景を分かりやすく解説してくれます。
これを観て、日本経済はこれまでとはべつのやり方でまだ回復が可能なのでは、という希望を持てました。
モチベーションが上がりました。先週お会いした投資家エンゲージメントの専門家の方から『日本株に投資する外国人投資家はターンアラウンド企業を「投資テーマ」で探している』と伺いました。
まさにその「投資テーマ」とこの動画の内容がぴったりだったので、ご覧いただければと思います。
決算発表明けには投資家面談が始まります。投資家がどんな目線で自社を見ているのかを考えたとき「投資テーマ」という軸で自社をとらえると議論が噛みあうのではないでしょうか。
投資家に直接「どんなテーマで見ているのか?」を伺ってみるのも一つです。
オンライン面談とはいえ、投資家との貴重なタッチポイントです。彼らから株式保有につながる情報を引き出すのもIR担当者の重要な役割ですね。(大石)
キーワード: ・シェア拡大だけを追い求めない ・マイクロン広島工場EUV導入 ・国際的協働開発と半導体設計者の育成 ・ファブレス ・日本は知恵と情報で半導体業界で復活することが可能
「東証の区分替えについての海外投資家のホンネ」をリスニングしてみよう。
東証の区分替えから半月が経過しました。上場会社の負担は大きくなるばかりです。
しかし海外機関投資家の区分替えへの見方は冷ややかです。動画をご覧ください。
1回目:できれば、何も見ずメモも取らず最後までご覧下さい。
The Tokyo Stock Exchange has managed to ‘limbo dance under rock-bottom expectations’: Strategist (出所:CNBC)
2回目:次にこちらのポイントを読んでからもう一度動画をご覧下さい。
東証の区分替えは期待外れだった。
上場区分の条件をクリアした企業のみをプライムに区分すれば良かったのでは?
プライムへの上場申請した企業のうち296社が上場基準を満たしていなかったにもかかわらず1社たりとも審査に落ちることなくプライム市場へ移行した。
上場基準を満たさない企業のうち基準クリアするまでに必要な期間として2-3年を挙げた企業が最も多かった。
そのうち1/4の企業は4年以上かかると答えた。
親子上場を行う企業はCGの基準が厳しいプライム市場へは行かずスタンダード市場に残った。
区分替えをしてもコーポレートガバナンスが担保されない結果となり、区分替えの意義に疑問が残った。
東証はこれをあくまでも「最初のステップ」を言うが、上場基準を満たすまでの猶予期間について明確な時間軸を発表していない。
スタンダード市場の株価パフォーマンスがプライム市場のパフォーマンスを上回るという逆転状況が起きている。
海外投資家から見ると区分替えは現時点では現状維持の様相。中途半端な結果となった。
いかがだったでしょうか。
2回目、ポイントを読んでから音声を聞いて頂くと、英語が聞き取れたところが多かったのではないでしょうか。
ひとつの理由としては、1回目に聞いた時はすべての情報を日本語に変換しようとして情報処理が追いつかないためです。
英語を聞くときにはすべてを聞かず、ポイントだけを聞くようにする訓練法があります。
このお作法を習得すると、外国人投資家とのコミュニケーションがスムーズにできるようになります。
「IR担当者向けオンライン英語プログラム」ではこのような訓練を採り入れ、実践で使えるようになります。
ご興味ある方はお気軽にデモレッスン(30分・無料)をお申込みください。(大石)
動画のパワーをIRに
日本企業は動画のパワーをIRに採り入れるところまでは来ました。次のステップは動画の「使い方」で差を付ける方策です。外国人のコミュニケーションの取り方にフィットする動画をIRに採り入れ、保有の確度を上げる事。 前回の記事で動画の活用について取り上げました。
関連記事: ・動画のパワーをIRに(続編) ・動画のパワーをIRに
今回はNASAが公開した動画を取り上げたいと思います。
1880年から2021年の世界の月間気温の推移の異変を示しています。
GISTEMP Spiral Climate - NASA
データを活用した直観性のあるインフォグラフィックが素晴らしい動画です。
”Data is beautiful! This mesmerizing visualization presents monthly global temperature anomalies between the years 1880-2021.” Credit:Steve Nouri, Chief Data Scientist | Founder | Top Voice DS & AI Source:NASA(https://svs.gsfc.nasa.gov/4975)