「東証の区分替えについての海外投資家のホンネ」をリスニングしてみよう。
東証の区分替えから半月が経過しました。上場会社の負担は大きくなるばかりです。
しかし海外機関投資家の区分替えへの見方は冷ややかです。動画をご覧ください。
1回目:できれば、何も見ずメモも取らず最後までご覧下さい。
The Tokyo Stock Exchange has managed to ‘limbo dance under rock-bottom expectations’: Strategist (出所:CNBC)
2回目:次にこちらのポイントを読んでからもう一度動画をご覧下さい。
- 東証の区分替えは期待外れだった。
- 上場区分の条件をクリアした企業のみをプライムに区分すれば良かったのでは?
- プライムへの上場申請した企業のうち296社が上場基準を満たしていなかったにもかかわらず1社たりとも審査に落ちることなくプライム市場へ移行した。
- 上場基準を満たさない企業のうち基準クリアするまでに必要な期間として2-3年を挙げた企業が最も多かった。
- そのうち1/4の企業は4年以上かかると答えた。
- 親子上場を行う企業はCGの基準が厳しいプライム市場へは行かずスタンダード市場に残った。
- 区分替えをしてもコーポレートガバナンスが担保されない結果となり、区分替えの意義に疑問が残った。
- 東証はこれをあくまでも「最初のステップ」を言うが、上場基準を満たすまでの猶予期間について明確な時間軸を発表していない。
- スタンダード市場の株価パフォーマンスがプライム市場のパフォーマンスを上回るという逆転状況が起きている。
- 海外投資家から見ると区分替えは現時点では現状維持の様相。中途半端な結果となった。
いかがだったでしょうか。
2回目、ポイントを読んでから音声を聞いて頂くと、英語が聞き取れたところが多かったのではないでしょうか。
ひとつの理由としては、1回目に聞いた時はすべての情報を日本語に変換しようとして情報処理が追いつかないためです。
英語を聞くときにはすべてを聞かず、ポイントだけを聞くようにする訓練法があります。
このお作法を習得すると、外国人投資家とのコミュニケーションがスムーズにできるようになります。
「IR担当者向けオンライン英語プログラム」ではこのような訓練を採り入れ、実践で使えるようになります。
ご興味ある方はお気軽にデモレッスン(30分・無料)をお申込みください。(大石)