「脱炭素社会の実現を目標に掲げるヨーロッパ委員会は、天然ガスと原子力発電についても『持続可能な経済活動』として投資を促す方針 」
新年早々飛び込んできたニュースです。
ヨーロッパ委員会もいよいよ現実路線に転換せざるを得なくなったようで、天然ガスと原子力発電を「脱炭素に役立つグリーンエネルギー」のリストに組みこんではどうかという提案をしたそうです。(まだ決定はしていません)ドイツなどは原発に反対しているため、いきおい原発と放射性物質の処理の是非に議論が集まっています。
金融機関からのマネーが化石エネルギー関連の会社に流れるしくみをつくらないと世界経済が回らない事実をどう考えるか、ということが最も重要な気がします。
委員会は今月中に方針を正式にまとめ、加盟国や議会に示す予定だそうです。この方針転換で投資家の間にもすでに混乱が広がっていると伝えられています。
【ご参考リンク】
EU plans to label nuclear energy as sustainable
Source: NHK World-Japan