「アクセス イズ キング」
『IR活動って何のためにやっているんですか?』 新入社員や新しいチームメンバーに聞かれたらなんと答えますか?
私なら『自社株の保有を通じて企業価値を高める投資家と出会うため』と答えるでしょうか。
仕事がら様々な業種、時価総額、文化の日本企業からIR活動についてのお話を伺う機会があります。 数年ほどお付き合いして親しくなってくると、IR担当者のお悩みを打ち明けてくれたりもします。
私にとってIR担当者の方の日常業務でのお悩みや会社の課題についてのお考えを伺うことで、次なる商品・サービスのアイデアの源泉になっています。
IR支援会社をそれぞれの用途ごとに上手に使い分けられているお話を伺い、これこそ蓄積された「知見」なのだなぁと納得しました。 先日、あざやかな采配でIR支援業者を使いこなしているご担当者とお話する機会がありました。
決算説明資料、統合報告書、IR動画の英語翻訳も完璧です。でも、1つだけ抜けているところがありました。
「投資家アクセス」のみ証券会社頼みだったのです。 どんなに素晴らしい英文説明資料や洗練された統合報告書があっても、結局は投資家へのアクセスを持つかどうかで株式保有の確度は大きく変わります。
IR支援会社を選ぶときには、ぜひどんな投資家へのアクセスを持つかを確認されると良いのではないでしょうか。
IR STUDIOは、従来の機関投資家(アセットマネージャー)は勿論のこと、グローバルのインパクト投資家・ファミリーオフィス・基金・アセットオーナーに直接アクセスできるようになりました。
「アクセス イズ キング」=普段のIR活動の成果物をフルに使い、株式保有に結び付ける。
IR活動のシンプルなゴールです。 成果は実感していないけれどなんとなく続けているサービスは、この際見直すことも考えてもよいのかもしれません。
限られた経営資源を「投資家アクセス」に優先的に使うことはとても理にかなった賢明な施策だと思います。(大石)
Tbliグループ:日本企業の皆様へ (日本語字幕)
「金融機関は依然として化石由セクターへの貸付を続けている。関連プロジェクトへの融資残高は昨年のペースを上回る」
ESG投資を謳っている金融機関も見受けられます。
ESG投資の理想と現実が垣間見えるような状況になっています。
EUでは原子力を再生可能エネルギーとして位置付ける議論もあり今後のエネルギー戦略の動向を注視していきたいと思います。
(大石)
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Bankers Are Still Standing Behind the Dirtiest Fossil FuelThe amount of financing going to coal-related projects may be running at a rate that’s double last year’s pace.Bonds and loans raised globally for mining and power companiesSource: Bloomberg Green…
米SEC、企業に気候リスクの開示義務付けて提案を募集。気候変動からアメリカ経済を守る目的で 出所:Business Insider
米SECは2022年3月21日、米国の企業に対して温室効果ガス排出量と、事業や財務状況に影響を与える「気候関連リスク」の開示を義務付ける案を発表しました。
現在一般に色々な意見の公募を行っています。
気候関連リスクの開示方法は企業の裁量によって色々な方法が存在しているため、これを「標準化」することにより投資家を保護し市場の効率化を促進するねらいがあるそうです。
企業の排出量データがグリーンウォッシュなどで歪められていないかの正確性を確認するために、個別に監査が行われることになるといいます。
このルール案で最も注目されるべき点は、開示のチェックの一部について従来行ってきたように会計事務所が行う必要はないとしている点です。
そこで注目が集まっているのがカーボンアカウンティング(炭素会計)を手掛ける会社で、今回のSECの標準化のニュースの前からすでに多くの引き合いが来ているとのことです。
日本の上場企業のIR担当者としては、米国での標準化された開示項目がどのようなものになるのか、カーボンアカウンティング(炭素会計)が事業に即して実際にはどのように運用されるのかは要注目ポイントではないでしょうか。
今はまだ日本の金融監督庁はこの義務を上場企業に課してはいません。しかし、貴社の米国の株主が同様のレベルの開示を求めてくる可能性はゼロではないと考えられるからです。
【ご参考】 気候変動リスク開示を 上場企業に義務付け―米規制案 出所:時事ドットコム
SEC chief Gary Gensler on agency’s proposed changes to climate disclosures 出所:CNBC
SECから発表されたメモ: The Enhancement and Standardization of Climate-Related Disclosures for Investors
2021年11月主要投資家のグループは会計事務所ビッグ4に対して、この種の監査に対して準備が十分でないと警告 出所:ロイター
注目のカーボンアカウンティング市場で急成長するスタートアップ:Persefoni (idaten.vc) 出所:IDATEN Ventures
カーボンアカウンティング業界のカオスマップと資金調達額の分析 出所:deallab